晴天の谷川岳 2017.3.12
雪山に行きたいけど、雪崩には遇いたくない.. という軟弱な根性で、谷川岳の天神尾根を検討した。天気予報をチェックしながら、日にちを決める。
東武東上線の始発に乗り込み小川町迄行き、八高線に乗り換える。
此処から終点高崎まで行って、上越線に乗り換え土合で下車予定。
上越方面へ電車で行くというのは初めてだ。
所謂、ローカル線の旅?
たまにはこういうのも良いかなと。
高崎からは水上行きの列車に乗り、水上から更に長岡行きに乗り換える。
Suicaは水上までしか使えなくて、水上駅の駅員さんに聞いて、此処で一回出て新たに土合まで切符を買う。
そうこうして10分足らずで土合駅下りホームに列車は到着した。
此処はモグラ駅として有名。下りホームは地下深くにあり、階段を400段余り登らなくてはならない。
樹林帯でもない景色の無い登りが続いている。
登山の足慣らしには最適じゃないか! と思わないとシンドイだけなので、そう言い聞かせてひたすら階段を登る。
やっとのことで地上に着くが、此処から通路は道路を跨いで更に進む。
駅を出てロープウェイ乗場まで徒歩で行くのだが、方向感覚が狂ってどっちへ行くのか一瞬迷う。
しかし県境山合いとは言え、良くこんな駅を造ったなと改めて思う。
昔は登山者でかなり賑わったらしいが、今は殆んどクルマだものな。
車道を20分ほど歩くと、ロープウェイ乗場のベースプラザが見えてきた。
登山をするのに普段はこんなにゆっくりの時間は無いので、空いてるのかと思ったら切符売り場は長蛇の列だった。
登山者も多いが、スキーヤー、ボーダーも半分くらい。
やっぱりこの時間帯は自分には合わん。
切符を買うのに30分ほど並んで、ようやく乗場へ。
10時前にようやく天神平登山口に着いた。
家を出てから既に5時間経過。
ゲイター、アイゼンを着けて、ジャケットを着る。風は全く無く、素手になっても全く寒くない。それにしても良い天気だ。
のっけの急登は息が上がるが、我慢しながら天神尾根に乗る。
正面にこれから登る谷川岳の雄姿。
尾根に沿って進む。
30分ほど歩くと、熊穴沢避難小屋の場所。小屋は埋もれて雪の下だか、穴が掘られて中には入れるようだ。
小屋を過ぎると先ずは緩やかな登りに。
俎嵒方面。
天狗の留まり場。スキーを担いだ人達も結構多い。
蟻の行列が続く。
だいぶ登ってきた。
長い登りが終わり肩の広場に到着。
此処は休まずに進む。
11:58トマの耳到着。
写真を撮るのに順番待ちの賑わい。
オキの耳の標識は埋没寸前。
天神平の登山口から此処まで約2時間。
遠く越後の山並み。
一ノ倉岳と茂倉岳。
振り返ってトマの耳を臨む。
西黒尾根の分岐まで戻ってきた。
オジカ沢ノ頭。
何時までも見飽きない景色。
スノーホワイトに映えるスカイブルー。
そろそろと下山。
雪面は比較的安定しているが、一部クラックがあり、空洞化している。トレースを外さないよう気を付けて下る。
田尻尾根分岐まで戻ってきた。
あとは最後の急坂を降るだけ。
13:32ロープウェイ山頂駅に到着。
電車の時間を気にしたとは言え、往復3:20は、ちょっと慌てすぎ。
もう少しゆっくり行けば良かったと反省。
この後、ベースプラザに着くとバスがいて、水上まで行けば早い列車に乗れると思い飛び乗った。
しかし、水上駅に着くと、土合から乗る予定だった列車と同じ時間まで待つことに。
バスに乗っただけムダでした。トホホ。
しかし、雪の谷川岳は想像以上に素晴らしかった。
あぁ、雪山に填まっていくのかな。まずいぞ..